恋の歌
気付くと隣に末廣先輩がいた。






「何考えてたの?」


「あ‥いえ。何でもないです。」







アイツのこと考えてたなんて、もうどうしようもないみたい。







でも不思議。末廣先輩も意外と話せるみたい。






アイツとは全然違うタイプの末廣先輩。







「ちょっとお昼食べに行かない?」


「え、あ、はい。」


「いやなら勉強するよ?」





ニコッと笑いながら言う末廣先輩。







「あ、いえ、食べに行きましょ。」







クスッと笑う末廣先輩。








お昼のことすっかり頭になかった私。
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