恋の歌
末廣先輩は不思議そうに私の顔を見つめた。






さっきの見間違いじゃないよね‥。







だって隣にお姉ちゃんがいた‥。







アイツの隣に。







二人仲好さそうに歩いてた。








あの二人やっぱり付き合ってんのかなぁ?






そう思ったら食欲なんて湧かない。







「愛瑠ちゃん、何かあった?」






末廣さんはとても優しく声をかけてくれた。






「いえ。大丈夫です。」







ここは笑っておかないと、余計な心配かけるよね。




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