恋の歌
翌日教室に入るとアイツがいた。







他に誰もいない。









私は挨拶もせず席に座った。








「なぁ。」







隣から聞こえてきた声はとっても低くて怖い。







「お前本当に男嫌い?」


「‥え?」






私は倖田春樹の顔を見てゾクッとした。







すごく怒ってる。何で?





「お前さぁ‥やっぱいい。」






そう言って教室を出て行った。







何を言おうとしたんだろ。

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