恋の歌
私は倖田春樹が好きなことを友菜に話した。





「知ってるよ。」


「でね、って‥え!?」






何で知ってんの!?





友菜は声を堪えて笑った。







どうやらツボに入ったらしく肩が揺れている。






「愛瑠、ウケる。」


「…。いつから?」


「学祭より少し後。」


「何で?」


「見りゃわかるってぇ!」


「…。」






マジっすか?





「で、昨日何があったの?」






私は今までのことを全て話した。







学祭前から昨日までのこと全て。

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