恋の歌
「おい、愛瑠。答えろ。」


「っ‥!」






私はそっと目を開け、アイツを見上げた。







今…。







初めて私の名前呼んだ‥?





アイツは真っ直ぐ私を見つめていた。





「俺が避けたからか?」





私は首を振った。





「じゃあ俺が嫌いだからか?」





また首を振る。







アイツの顔を見てられなくなって顔を逸らした。








「じゃあ、脱ぎたいから?」
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