恋の歌
そして昼休み






私は隣を見た。






アイツは机に突っ伏していた。








「ねぇ。」







私はアイツに聞こえるように言った。







でも反応はない。







もしかして怒ってるのかな‥。






「ねぇってば。」






私はアイツの机をノックした。







「あんた耳ないの?」


「フッ。俺のマネ?」







顔だけ私の方を見て笑うアイツにドキッとする。
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