恋の歌
カウンターに行くと、さっきのお姉さんがカウンターの中にいた。





「愛瑠ちゃんすごいねぇ!」


「いえ‥そんな。」


「座って。何飲む?」


「あ‥アイツと同じものを。」


「え!いいの?」


「はい。」







今それどころじゃないんだもん。







ドキドキしすぎておかしくなっちゃったんだから。







「はい。本当に大丈夫?」


「はい。」






出てきたのは、何だ水じゃん。






今喉カラカラ。






私は一気に飲み干した。







「はぁ‥おいし‥ん?」







何か‥水じゃない?

< 179 / 332 >

この作品をシェア

pagetop