恋の歌
「コイツビビッてやがるぜ?」





愁という男がみんなに向かって言うとみんな笑った。







どうしよう‥どうやって逃げる?






私は周りを目で見まわした。






薄暗すぎて遠くの方がどうなってるのか見えない。






「来い。」






愁という男が私の手を引いた。






そしてソファに座る。






私は愁という男の横に。






男は私が逃げないように私の肩に腕をまわした。






「逃げようなんて思うなよ?」
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