恋の歌
手当をした後。





「てかこうなる予定じゃなかったんだけどなぁ。」






ボソッと言ったお姉ちゃんの一言を私もアイツも聞き逃さなかった。





「「どういう意味(だよ)?」」





アイツと言葉が重なる。





「え?あ‥何が??」





とぼけるお姉ちゃん。





「どうなる予定だったの?」






私は疑ってかかった。






お姉ちゃんはアタフタ。






「私友達と集まる予定あるからこれで!」





逃げるように出て行くお姉ちゃん。






「怪しすぎる。」


「だな。」






アイツは大きな欠伸をしながら言った。






「ねぇ。」


「ん?」



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