恋の歌
「ふ~ん。そうなんだ?」







上から声がして、私たちは上を見上げた。








体育館2階の窓から見下ろす春樹がいた。







「「「っ!」」」






金髪女子はやばっ!って顔で逃げ出した。







「逃げんじゃねぇ!」






春樹の低い声が響く。







ピタッと止まる3人。









「何かお前ら俺の女って勘違いしてるみたいだけど?」


「そっ‥そんなこと!ねぇ!」


「うん、春樹様の彼女だなんて!」


「ふ~ん。今度お前らが俺らに手出すなら、容赦しねぇよ?」








ニッと笑った顔が怖い。




< 235 / 332 >

この作品をシェア

pagetop