恋の歌
「奏多!」


「愛瑠!!」






お姉ちゃんと末廣先輩が駆け寄ってきた。








「奏多やめろ!」


「十夜に俺の気持ちがわかるかよ!」


「わかりたくねぇよ!好きでもない女と無理矢理っ‥。」


「十夜、それどういうこと?」






お姉ちゃんが末廣先輩に詰め寄った。






「奏多にはずっと好きな女がいて‥。とにかく、愛瑠ちゃん、ごめんね。」







そう言って末廣先輩は奏多さんを連れて行った。







「愛瑠‥大丈夫?」


「うん‥。」


「ごめん。怖かったよね‥。」






お姉ちゃんは今にも泣きそうで。







「それより、友菜は!?」
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