恋の歌
vol,10
夏休みが明け、私は抜け殻状態のまま学校に行った。
「愛瑠~‥っもう!やっぱり倖田くんにっ!」
私は立ち上がる友菜の手を引いた。
「友菜、前の私に戻っただけ。」
「…。」
「男嫌いの私に。」
そう、戻っただけ‥。
キーンコーンカーンコーン
席替えをしたから春樹はもう隣の席じゃない。
友菜が前にいて。
一番後ろに春樹がいる。
見るなって神様も言ってるんだ。
もう振り返るなと‥。
「愛瑠~‥っもう!やっぱり倖田くんにっ!」
私は立ち上がる友菜の手を引いた。
「友菜、前の私に戻っただけ。」
「…。」
「男嫌いの私に。」
そう、戻っただけ‥。
キーンコーンカーンコーン
席替えをしたから春樹はもう隣の席じゃない。
友菜が前にいて。
一番後ろに春樹がいる。
見るなって神様も言ってるんだ。
もう振り返るなと‥。