恋の歌
いつの間にか寝てて、起きたら夜の9時だった。






そろそろお母さんもお父さんも帰ってくる頃だ。







私は起き上がり、下に降りた。







「愛瑠、今日サボったの?」


「お姉ちゃん‥。」





そのとき、玄関からお父さんとお母さんの声がした。





「ただいま。」


「お帰りなさい。」






お姉ちゃんが大きい声で答える。








お父さんがリビングに入ってくると私を見た。






「愛瑠、座りなさい。」


「お姉ちゃんは2階に上がってて。」


「何何?」


「いいから。」






お姉ちゃんは不思議そうに出て行った。
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