恋の歌
「お姉ちゃん‥。」






私はお姉ちゃんを見つめた。






「だから産ませてあげて。お願い。」


「「…。」」





どうしてお姉ちゃんそこまで‥。





「ちゃんとできるんだな?」


「うん。」


「愛瑠も、ちゃんと責任持って育てられるんだな?」


「お父さん!?」





お母さんがお父さんと私たちの顔を交互に見る。






「ただし、相手をちゃんと連れてきなさい。」


「「っ‥。」」


「大事な娘だ。一人で苦労させるわけにはいかない。」


「お父さんそれはっ「それができないなら子供は諦めなさい。」







お母さんはお父さんに意見している。







お姉ちゃんは私の手を引いて2階へ上がった。
< 315 / 332 >

この作品をシェア

pagetop