恋の歌
そして退院。






私は荷物をまとめ、病室を出ようとしたとき。






「愛瑠。」


「っ!!!」





私は目を疑った。






これ‥夢じゃないよね?





私は自分の頬をつねり、赤ちゃんを見た。






「うん、現実だ。」


「フッ。愛瑠。話がある。」


「春樹、その前に、抱っこしてあげて。」


「‥お疲れさん。」






赤ちゃんを見た後、春樹は優しく微笑んで言った。








私はそっと春樹の腕の中に赤ちゃんを入れた。
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