恋の歌
振り返ると、お姉ちゃんにお父さんとお母さん、友菜に末廣先輩がクラッカーを鳴らし微笑んでいた。






「ぎゃあああああああ!!!」


「わぁ~びっくりしたねぇっ、ごめんごめん。」


「おめでと愛瑠♪」


「おめでと!!」


「抱かせて~!」






赤ちゃんは引っ張り凧になった。







「春樹くん、娘を頼んだよ。」


「お父さん‥。」


「春樹くん、何でも言いつけていいからね。」


「お母さん‥。」






私たちはたくさん泣いて、たくさん笑った。







「じゃあ今日はパーティーね。」





お母さんが張り切って荷物を運んでく。





「母さん持つよ。」


「あら、あなたったら。」






私はクスッと笑った。
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