恋の歌
「ほら席つけー。」






そう言って入ってくるのは担任の前田のおっさん。






40半ばでハゲてるただのおっさん。






「今日は転校生を紹介するぞ。」






おっさんの一言で騒ぎ出す生徒。







「入ってきなさい。」






ドアの向こうを見て手招きするおっさん。







ドアがゆっくり開き、男子が入ってきた。






「倖田春樹くんだ。みんな仲良くしてやれよ。」






女子はキャーキャー騒いでる。






男子は冷たい視線。






「倖田くんは吉川の隣だ。わからないことは吉川に聞くといい。」




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