恋の歌
家に帰ってからも放心状態で。







私はデスクにむかい、思い出したかのようにルーズリーフとペンを取り出した。









そして歌詞を書いていく。








何度読んでも悲しい。








アイツはどうしてこの歌詞を知ってたのだろう。







どうして私にこの曲を好きになれと言ったのだろう。







「って‥何でアイツのこと考えてんの、私。」






私はルーズリーフをぐちゃぐちゃに丸めて捨てた。








関係のないことじゃん。
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