恋の歌
はぁ‥本当頭がおかしくなりそう。






廊下を歩いていると、友菜に会った。







「あ、愛瑠。」


「友菜。」


「倖田くんはもういいの?」


「…。」







その話はやめてよ‥。







私は友菜から目を逸らした。








「おーい。愛瑠~?」


「友菜、お腹空いた。何か食べようよ。」


「こら。話を逸らすな。」






頬を膨らませ私を見る友菜が可愛い。







「終わったから言ってんの。ほら、行くよ。」


「ちょっとホントに!?」


「本当。」






私は友菜の手を引いて歩き出した。
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