恋の歌
転校生はスクッと立ち上がり、ドアの前まで歩いた。







私は転校生の背中を見つめていた。







すると転校生は振り返った。








目が合ってしまう。







転校生は私に歩み寄り、手を出した。







「え?」


「携帯。」


「何で「いいから。」







私はポッケから携帯を出した。







すると携帯はひょいっと転校生の手に渡った。









転校生は自分の携帯と赤外線をし、私に返した。







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