ストレートラブ





「山下くん!なんでまだいるの!?」



「いたら悪い?」



「超いい!今から帰るの?」



「ん」



「一緒に……!」



「無理」



ですよね~。だって、あからさまに拒否されちゃったし。



「じゃあ、お昼ご飯をご一緒に!」



「無理」



「じゃあ朝のハグ!あっ、チューでも♪」



「帰る」



あ!待ってよ~!今のはちょっとおふざけが入っただけなの!



「待って山下くん!朝の挨拶くらいはいい!?」



「…………うん」



やっぱり、山下くんとの距離が近づいているように思うのは気のせいじゃないよね。その日の帰りは、夏生の隣でニヤニヤしながら帰ったのであった。





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