ストレートラブ





「な、夏生のバカ~!!!」



「何でも結構。ほら、委員会行ってらっしゃい。あたしは帰る」



そう言ってテキパキと帰る準備をこなす夏生。やれやれ、大親友を待ってくれるという心はないのかね、君は!



本当の本当は反論してやりたいところなんだけど、ダーリンの元へ行かなくちゃいけない!あたしはダッシュッで教室を出た。



「滝沢」



すると、ちょうど阿木くんに会った。



「あ!待っててくれたの?」



「は?何が?」



「とぼけなくていいのに~!今日委員会じゃん!」



ぶっちゃけ、委員会なんて口実☆本来の目的はダーリンに会うことなのさ!



「は?今日委員会あんの?」



だけど、阿木くんからの言葉は予想外の言葉だったのだ。



「え?違うの?」



「俺、聞いてないけど」





< 133 / 332 >

この作品をシェア

pagetop