ストレートラブ
「な、夏生のバカ~!!!」
「何でも結構。ほら、委員会行ってらっしゃい。あたしは帰る」
そう言ってテキパキと帰る準備をこなす夏生。やれやれ、大親友を待ってくれるという心はないのかね、君は!
本当の本当は反論してやりたいところなんだけど、ダーリンの元へ行かなくちゃいけない!あたしはダッシュッで教室を出た。
「滝沢」
すると、ちょうど阿木くんに会った。
「あ!待っててくれたの?」
「は?何が?」
「とぼけなくていいのに~!今日委員会じゃん!」
ぶっちゃけ、委員会なんて口実☆本来の目的はダーリンに会うことなのさ!
「は?今日委員会あんの?」
だけど、阿木くんからの言葉は予想外の言葉だったのだ。
「え?違うの?」
「俺、聞いてないけど」