ストレートラブ





「もしかしてあたしに彼氏がいるかもって焦っちゃった!?」



「は?」



「それってさ!気持ちがあたしに向いてきてるってことだよね?キャー嬉しい♪」



「それ、勘違い」



「勘違いじゃないよ!そうね、これは……」



「滝沢さん、そろそろ終わる頃かしら?」



またしても山下くんとのラブトークを遮ってきたミスメガネ。んもうっ!どうしてこんなに邪魔するの~!?



「恋の終わりも見えなければ、作業の終わりも見えないってことですね♪」



「滝沢さん、あなたには明日もあたしのアシスタントを頼みたいと思うわ。喜んで引き受けてくれるわよね?」



「あ、明日は……山下くんとのデートが入っていまして!ねっ、山下くん!」



そう言って山下くんを見たものの、



「いいえ」



助けてはくれなかった。マイダーリンよ、どうしてそんなに冷たいの~!?





< 140 / 332 >

この作品をシェア

pagetop