ストレートラブ
「あたしも行っていい!?」
「は?なんで?」
「山下くんの傍にいたいの!それに、それから山下くん家にお邪魔して……むふふ♪」
「却下。来るな」
「それって照れてゲームに集中出来なくなっちゃうから?や~ん!山下く~ん!」
「人の話を聞け」
無理にでも行ってやりたいけど、山下くんだけてなく夏生にもウザがられそうだから、今回はやめとこ。
「あっ!ここ左!」
少しずつ夏生ん家に近づいていく。その間、あたしが一方的に話して、山下くんは適当に相槌を打つか無視をする。
それでも、山下くんと歩調を合わせて歩けてるんだって思うと……もう幸せ。