ストレートラブ
山下くんはあたしより1コ下の高校1年生。だ・け・ど、年の差なんて関係ないもんねっ!
「ねぇ夏生ぃ。いつになったらあたしに振り向くのかなぁ?」
「アンタが諦めた頃じゃない?」
東田夏生(ヒガシダナツキ)、同じく高校2年生であたしのよき理解者である。……が、口は悪い。
「夏生ヒドイっ」
どんなにアタックしても、どんなに好きだと伝えても…山下くんはいつも無・反・応。
一応、『ん』って返事はしてくれるんだけど会話はない。だけど、そんな山下くんも大すきなんだけどね。
「夏生ぃ、山下くんをイチコロでオトせる薬とかないかな?」
「あたしはこんな沙良を一生眠らせる薬がほしいな」
「はいはい!それ犯罪でーす」