ストレートラブ





あたしが山下くんと出会ったのはの山下くんの入学式の時だった。



『……落ちた』



そう言って、あたしのハンカチを拾ってくれた山下くん。



あれから考えてたんだけど、落ちたってホントはあたしにオチたんじゃないかな?



……なんていうのはもちろん、妄想ですが。



ありがとうと言っても、無口なところにあたしは…きゅんときた。いわゆる一目惚れってやつ?



即、1年生から山下くんの名前とクラスをチェックして、頭の中にインプット。



それから今日まで、アタックを欠かさずにしているけれど…何も変化ナシ。さっきみたいな会話も毎日のことで当たり前。





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