ぼやっと君としゃきっとちゃん





『!!!!!????』











大パニック。













『なにするんだ…!』










私が後ろにさがろうとしても
日向が私の腕をがっちり掴んで離そうとしない。










だからこんな細いくせに
どこにそんな力が…













『なにって…キス』


















『………はい?』














『だから…キス』














これはなにか
たちの悪い冗談だろうか。














『ななななななに言ってるんだ!馬鹿かお前は?!』















『自分のモノには早めに名前かきなさいってお母さんにいわれなかったの?』















『は?』












『杏里は今日から俺の面倒見てくれるってことは俺のモノでしょ?』











『馬鹿言うな!!誰がお前みたいなやつのモノになるかっ!!』












『でも杏里が告白してきたし』











『告白?!』










『告白。放っておけないって。』








『ちがう!!告白なんかじゃない!!』










『俺は告白だと思った。だから杏里は俺の』












放っておけない=告白って
一体どんな脳みそしてんだ!!













『勝手に決めるな…ってなにしてる?!』










あろうことか日向は
私の制服のボタンを
外し始めた。









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