ぼやっと君としゃきっとちゃん
その日の昼休み。
一応 世話役を引き受けたんだし
慣れるまでは私が責任をもって
面倒を見よう。
私は授業中 ずっと爆睡してた
白鳥君に声をかけた。
『あのー白鳥君?』
私の声に反応して
白鳥君はゆっくり伏せていた顔をあげる。
『…なに』
『いやぁ、一応さ学校案内とかしたいなぁって思ってるんだけど』
『別にいい』
……即答かよっ
『遠慮しなくていいんだよ?一応私、世話役だからさ』
『いいって言ってる』
プチン
私の中で
何かがキレた。