好きの言い方も知らずに。
諒くんには曖昧に返事をしてユウリに相談する。
放課後カフェに入りケーキセットを突きながらあたしはメールの内容をユウリに話した。
「どうおもう?」
一通り内容を聞き終えたユウリに問う。
「んー、私ならすぐ行くかな。でも碧を一人では行かせたくないなあ」
んー。と何か考える様子でユウリは紅茶に砂糖をガバガバと入れた。
「ちょっと、そんな砂糖……」
「あ、決めた!私も行くよ!」
あたしはユウリの言葉に内心疑問だった。
ユウリが来てくれることはとても嬉しいけれど、何か引っかかるなあ……。