好きの言い方も知らずに。



ユウリは26歳の彼とあたしとの三人で諒くんのところを訪れようと提案してきた。


あたしが悩む暇もないほどユウリは盛り上がってしまってあたしはなにも抵抗できなかった。

とりあえずユウリの彼を紹介すると言われてその彼氏さんとカフェで待ち合わせ。


いきなり会うことになったあたしはドキドキと緊張でどうしていいのかわからない。


数十分後、ユウリがカフェの窓の外を見てニッコリと微笑んだ。


彼氏さんが来たみたい。


あたし達の席に歩み寄ってきたのはスーツ姿の黒淵メガネのインテリ系の男性。


かなりモテる人だと思ったのが第一印象だった。



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