執事と共に賭け事を。
20トリプル・18トリプル・20シングル


「相変わらず、憎らしいまでの腕ね」

「ですが、ダーツで貴女に勝ったことはありません」

「ダーツぐらいは、負けられなかったもの」


そこで、飲み物が運ばれてくる。


青色が鮮やかなチャイナブルー、そしてグラスの淵に塩がまぶされたソルティードックだった。


春樹は、口をつけることなく次のラウンドを促す。
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