きっと明日は・・・


ムカムカしながらも、結局学校についてしまった。


何なの?

いつも通り、教室のドアを開けた。

ガラガラガラ

「おはようっ♪」


「「・・・・」」


いつもなら、「おはよー♪」と返してくれるのに・・・


何で??

理由は、すぐにわかった。



「ねぇ、鈴原さんって、霧多さんの彼氏の古村先輩を盗ろうとしてるらしいよっ!!」


え・・・何それ。



「え~・・・そうなの??霧チャン、鈴原さんに騙されてたってことだよね??」


騙してないけど・・・??


そう、みんなしてこんな噂話。何が言いたいんだよ。


バンッッ!!

鈴が、いきなり、教科書を机に投げつけていた。



「なに噂してんの??コソコソしてさ~!!」


「・・・鈴??」


「春も何とか言ったらどうなの??春は、そんな子じゃないってみんなわかってるでしょ!?」


そういうと、みんなは口々に言い出した。


「霧チャン、彼氏盗られて悔しくないの?」


「鈴原さんのせいなんだよ??」


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