きっと明日は・・・
★戸惑い
秀樹side
バカな俺。
何してんだよ。
彼女振って、本命に振られて・・・
これからどうしてけばいいのかわかんねぇじゃねぇか。
「秀樹~??」
「終弥。」
「なんだよ、その面(つら)はっ!!お前らしくねぇぞっ!!」
「いや~・・・ワーク忘れちまってさ~。」
「嘘ね。」
「・・・咲菜。」
後ろで、俺の席を指差しながら、そういった。
「だって、机の上にあるもの。それに、秀樹が忘れることなんてないわ。」
「だな~♪で、なんかあった?鈴奈チャンと。」
2人から集中攻撃を受けた俺は、言い返せる言葉なんてなかった。
「バレちまうよな~!!俺、顔に出やすいからっ。ハハッ♪」
笑いながら頭をかいていると、真顔で二人が詰め寄ってきた。
「喧嘩??」
「別れ話??」
「「ねぇ、どっち??」」
あまりにも二人が興味津々だったので、
「内緒~♪」
と言って、ごまかしておいた。
その次の時間も、咲菜がずっと聞いてたなんて、言うまでもないか。