きっと明日は・・・
★彼の言葉 Suzunaside

鈴奈side


「秀・・・樹??」


無意識のうちに、そう呼んでしまった。秀樹先輩で慣れたはずなのに・・・


「鈴奈。」

そんな顔で見つめられても、私の気持ちは変わらないよ??

真剣な瞳で私を見ていた。


「あっ、ごめん。秀樹先輩♪」


「鈴奈っ!!!」


秀樹は、私に怒鳴りつけていた。私は、もう彼女じゃないんだよ??


考えるっていったけど、私はもう付き合う気がないんだ。


嫌いなわけじゃない。大好きだよ。


でも、ダメなんだ。付き合うことは出来ない。


でも、誰とも付き合ってほしくない。


なんだろう・・・この気持ち。



お願い、秀樹。今だけは、一人にしてください。




そう思った私は、走り出していた。


春のもとへ・・・




「鈴っ!?」


「春。」


「どうしたの??次、体育なのに制服じゃない。」


「ねぇ、サボらない?」


「サボらないよ~!!だって、この格好でサボるの?」


そういった春は体操服だ。


「いいじゃない。屋上でも行こうよ~♪」


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