彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜
斗真くんは笑い出した優ちゃんを見ると益々顔をしかめてもういいっと言うと
私の頭を小突いて自分の席に戻っていった
「何あれ!」
私は小突かれた頭を擦りながら斗真くんを見送る
その頭は相変わらずお団子なんだけど…
「とかなんとか言っていい感じじゃない?」
「え!?どこが…?」
私が疑問たっぷりな顔で優ちゃんを見るけど、優ちゃんは反対になんだか楽しそうに
「菜々は大物だねぇ〜」
「は?」
「うらやましいよ…」
「え!?」
優ちゃんが私をうらやましいって何?
あるわけないでしょ!
「優ちゃん、顔取っ替えてくれるならいつでもOKだよ?」
「是非そうして貰いたい」
えええ!?
優ちゃんが壊れてる!!
「浬ぃくんに会いたいな…」
「優ちゃん…」