彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜
「俺は…」
私は斗真くんの唇を、祈るような気持ちで見つめる
心配だったから?
それとも好きだとか?
何でもいい、私にも少し望みをちょうだい?
「パンが…」
は?
「お前がパンをあんなに大量に買ってくるから」
パン…
「え?全部食べたの?」
「食べられるわけないだろ、5個もあんのに」
ドサッ━━……
そこにはベットの上に転がる、私が食堂で買った菓子パンが3つ
あ…
そういえば、お昼食べてないや…
お腹すいたかも…