彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜



「でもダメ元で告白しようと思ってる」


「………」


「せめて友達にはなりたいから」



私はそれを聞いて顔を上げていた



松崎くん…


わかる!わかるよ!


その気持ち!


手に取るようにわかっちゃうよ私!


私はガッチリと松崎くんの手を握っていた



「え!?倉田!?」


「松崎くん!頑張って!私は応援してるよ!」


「倉田〜…ありがとう!」


「工藤と折原がどうしたってんだい!」


「………」


「あんな顔だけの2人なんか中身空っぽで、すぐに飽きられるんだから!」


「く…倉田…」


「松崎くんの方が数倍ステキだよ!!」



そこまで言って、両肩を後ろに思いっきり引っ張られる


「うきゃ!」





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