彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜
「彼女になりたいとか一切なしね」
「え…」
そんな…
そんな無理難題…
むしろそれが醍醐味で
それが友達の向こう側でしょう!
「無理ならいいけど」
え!
それもやだ!
またただのクラスメイトで名前も知らない隣の席の女なんて位置は
彼女になれないよりやだ!
私は仕方なしにその条件をのむことにした
「わかった…」
どちらにしろ彼女になるチャンスは断たれるのだ
そしたら友達になる方がいいに決まってる
「そ、んじゃ友達で」
そう言って斗真くんは両手を頭に組んで寝転んだ
「俺、ここで寝るから」
「はあ…」
なんか上手く丸め込まれたって感じ