彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜



そして浬世也が重い口を開いて話し出す



「言っとくけど先に殴ってきたのはあいつだからな」


私は浬世也をギロリと睨むと浬世也はホントだぞっと念をおす



「ただ、呼び出したのは俺だけど」


「え!?」



なんでそんなこと…


浬世也を見るとバツが悪そうに私から目を反らした



「朝…菜々子の様子が変だったから」



え?


それが理由?


なんでそんな…



「そんなの、浬世也には関係ないでしょ!」


私が強くそう言うと、浬世也が再び私に顔を向けて悲しそうな顔をする



「どうしてそんな勝手なことするの!?」



こんなこと、勝手なのはどっちだろう



でもその時の私は頭に血が昇って、理世也を感情のままに攻め立てていた



「余計なことはやめてよ!」






「じゃあどうしろって言うんだよ!!」






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