彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜



「盗み聞きしないでよ!」


「お前らが勝手に来て始めたんだろうが」



う…


そりゃそうだけど…



私は斗真くんをチラリと見ると斗真くんもこちらを見ていて視線が絡まる



やっぱダメだ


近くでいるとどうしても好きな気持ちが勝ってしまいそうになる



私は何も言い返さずに斗真くんから視線を反らすと校舎の中に足を向ける




グイッ━━━━……



……━━え!?



見ると斗真くんが私の腕を引っ張っていて



「ちょっ…斗真くん…!」



その力は強くあっという間にあの初めてキスした空間に連れ込まれる



「キャッ…」


ドサッ━━……!




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