彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜



入学してから早半年以上経とうとしていた



私の趣味はいつの間にやら浬ぃくんの観察になりつつある



浬ぃくんは今日も菜々と話すのが楽しそう



優しい瞳が菜々を好きだといっている



たぶん気のせいじゃない



最初紹介された時から何となく気付いてた



彼を弟だと紹介する菜々と反対に、浬ぃくんは居心地の悪そうな顔をしていたから



「倉田」


「ん?何?」



あ…


ほらまた…




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