彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜




キーンコーンカーンコーン━━━━……‥



あ…昼休みが終わった


けど、どうしても教室に帰る気がしないな…


斗真くんの隣でどんな顔をして授業を受ければいいのかわからない



取り敢えず次の時間はサボることにしよう…



幸い、ここは人目に付きにくい裏庭



そして私は更に目につかないように、木と植木で囲まれた小さな空間まで行って寝転ぶ



「はぁ…」



もう7月だというのに、上手く木の影になっていてすごく居心地がいい



木の葉の間から差し込む光がチラチラと私の頭をかすめる



なんだか疲れたな


あんな返事だったけど…


私の気持ち、ちゃんと伝わったのかな?



そんなことを考えていると携帯電話が振動した



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