彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜



お守りの効力少しあったかも…



斗真くんがあんな風に言ってくれるなんて



私はそんなことを思いながら握っていた巾着をポケットにしまう



そして本当に用事があったことを思い出して踵を返し歩き出した



浬世也のいるB組に



優ちゃんのこと言わなくちゃ



せっかくハッピーなことだから浬世也にかっこよく決めてもらわないと



今日も優ちゃんは呼び出されていて不在



今度は同学年の人みたいだけど、やっぱり断るんだろうな



私も一度でいいから呼び出されて告白されたいモノだ…



そんなことを思いながら浬世也のいる教室へと急いだ




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