彼を捕まえろ!〜俺様男はハート泥棒〜
「あ〜あ、なんか俺バカみて〜」
「そだよ!あんたは前からバカなの!」
「はー?」
そして浬世也は笑顔で私を見ている
これこれ!浬世也と私はこうでなくちゃ
「ドーンとぶつかるから覚悟しとけよ?」
「は?私にぶつかんないでよね」
「バーカ」
そう言いながら浬世也は私にデコピンしてくる
「いて!」
む?
元気になったらなったでムカつくなこいつ
「帰りにはあんたの奢りでたこ焼きね」
「は?」
「迷惑かけたんだから当たり前でしょ!あ、優ちゃんの分もね」
「はいはい…」
そして私は晴れた気持ちで教室に戻っていく