ANGEL CHAPPNESS





「それは……っそれは私の全てを貴方様に差し上げます。…ですからどうか……どうか麻衣を」


愛理が頭を下げる。




「愛理、……来い」



陸の言葉に愛理はゆっくりと足をすすめた。



愛理が陸の前までいくと陸はニヤリと笑みをして


「愛理。…お前の覚悟は正しいかったな」


耳打ちすると愛理の手を引く。
< 123 / 198 >

この作品をシェア

pagetop