ANGEL CHAPPNESS




しばらくして光がおさまった。


すると手の平から元気になった鳥が顔を出す。



鳥は愛理の手から離れるとすぐに何処かに飛び去って行った。




ふと自分の右手を見る。




そこには自分の手の甲全体に埋まった大きな紅色の玉。



周りにある尖った触角は自分の背丈よりも何倍も大きい。



『これを私は見たことがある。』


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