ANGEL CHAPPNESS



「お、…お久しぶりです、………智喜様。」



智喜に捕まれている右手を気にしながら話かける。



「愛理、あそこを出てった後大変だったんだよな……。」


「………申し訳ありません。」


愛理が頭を下げると智喜は愛理に更に近づいて来た。


「もう策は考えてあるんだ。………お前達を痛めつけるな。」

愛理はギュッと手を握りしめて下を向きながら


「申し訳ありません。………もう二度とこのようなことはしませんから………亜莉沙達には」


と感情を押し殺しながら言った。


だが智喜はニッコリと笑って愛理の耳元で



「ちゃんとお前にもあいつは達も罰を考えてるから。」





そう耳元で話してきた。





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