DIA-ダイヤ-
あっという間に秋になって仕事にも随分慣れてきた頃。


来月にはもう悠斗のハタチの誕生日が控えている。


「プレゼント全然決まらなーい」


ずっと考えてるけど悠斗の好みもあるから決めかねていた。


「悠斗は服屋だから服もたくさんあるよねー。身につける貴金属だってジャラジャラ持ってるし」


せっかく貯めたお金があるからケチケチしたくはない。


「そうだ、佐山さんに聞いてみよう!」


佐山は悠斗が働いてる店の店長で何度か一緒に店にも行ったことがある。


早速電話してみることにした。


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