DIA-ダイヤ-
「俺ってさ、ぱっと見背もデカイし顔もまぁまぁだし、目立つだろ?そのイメージを押し付けられるっつーか」


「まぁまぁって、ふふっ」


(うん、確かに目立ちそうだよね)


「そういやさ、俺がモンブラン食べ続けて3個目食い始めた時泣いた女もいたよ」


「アハハハッ、なにそれ食べ過ぎだし!」


「いやいや、まだあと2個残ってたんだぜ?さすがに気まずくて我慢したけど、俺が泣きてーよ」


「本っ当に好きなんだねー。パフェやチョコとかは?」


「んー、好き好き♪」


「でもホントに似合わないよね、ぷぷっ」


(…なんか今、久しぶりに楽しいな。悠斗が笑うとすごく嬉しい)


話は悠斗が一人暮らしなことや働いている服屋の変な客のことなどで盛り上がり、あっという間に時間は過ぎた。


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