DIA-ダイヤ-
パタパタと急いで二階に上がる。


「…あの子のあんな顔、久しぶりに見たわ」


母が少し安心した眼差しで見送っていた。




部屋に入ってベッドに座ると、告白された時のドキドキが少しずつ蘇ってくる。


「ついさっき、悠斗に告られたんだよね?…まだ信じらんない」


不意のキスを思い出す。


「キャーッ、もー恥ずかしーじゃん!」


「そうだ!まだ家に着いてないよね。メールしちゃおう♪」


バックから急いで携帯を出し、悠斗の笑顔を思い浮かべながら文字を打ち始めた。


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